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飯豊町

黒沢中館

くろさわなかだて

かつて黒沢中館を守った土塁の高さが最も残っている部分

かつて黒沢中館を守った土塁の高さが最も残っている部分。

城館の特徴/見どころ

連郭式の平城と見られる城館で、城主は不詳だが、現在は高伝寺こうでんじ黒沢南館くろさわみなみだての城主・渡邊氏の菩提寺)が立つ。

城館の歴史/伝承

置賜三十三観音の一つ「黒沢観音」が安置される高伝寺こうでんじの敷地にある館跡。伊達時代の黒沢領主は安久津あくつ氏・湯村ゆむら氏・桑島くわじま氏・佐藤氏・大立目おおたつめ氏・鈴木氏等が知られるが、中館の城主は不詳。南西部から西側にかけて堀跡と土塁が残り概ね方形を成すが、連郭式の平城であると考えられる。

別名 高伝寺こうでんじ
所在地 飯豊町大字黒沢字南館526-2・528マップへ
史跡地指定 なし
築城時期 室町期(推定)
築城者 不明/城主:不明
探訪レベル A2(※)
探訪適期 積雪時除く4~11月
お問い合わせ 飯豊町商工観光課
0238-72-2111

(※)探訪レベルについて

探訪レベルについて 探訪レベルについて
概略図

略測図:山形県教育委員会「山形県中世城館遺跡調査報告書 第1集(置賜地域)」(平成7年刊)より一部転載

縄張図凡例

縄張図・略測図凡例
縄張図・略測図凡例
  • 高伝寺境内西側に、土塁がわずかな高まりで残る

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    高伝寺境内西側に、土塁がわずかな高まりで残る。

  • 土塁外周の堀跡は、はっきり確認できる

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    土塁外周の堀跡は、はっきり確認できる。

  • ②を逆方向から見たところ

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    ②を逆方向から見たところ。土塁は左奥の林に続いている。

  • 西側土塁は南に行くとはっきりと盛り上がった状態で現存している

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    西側土塁は南に行くとはっきりと盛り上がった状態で現存している。

  • 西辺へと続く南辺の土塁上

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    西辺へと続く南辺の土塁上。

  • 土塁の内側は平場になっており、館があったことが想定される

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    土塁の内側は平場になっており、館があったことが想定される。

  • 現存する土塁の東南角

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    現存する土塁の東南角。

  • 館跡の高伝寺参道

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    館跡の高伝寺参道。