1

米沢市

舘山城

たてやまじょう

舘山城全景

舘山城全景。大樽川と小樽川に挟まれ、天然の要害である。

城館の特徴/見どころ

置賜最大級の山城で伊達氏が勢力を拡大した時期の重要拠点のひとつ。山麓に居館を配置した中世山城の定型的な形態をとり、巨大な土塁や堀切など見どころ満載。

城館の歴史/伝承

伊達氏の正史「伊達治家記録だてじけきろく」では家臣の新田にった氏の居城とされ、その後16代伊達輝宗てるむねが自身の隠居所とし、17代政宗が再普請した記録がある。発掘調査では、関ケ原合戦後に上杉氏による普請も確認されている。

別名 -
所在地 米沢市大字口田沢マップへ
史跡地指定 国指定
築城時期 1189年(伝承)、15世紀後半~16世紀前半(発掘調査)
築城者 新田経衝にったつねひら(伝承)/城主:新田氏・伊達氏・上杉氏
探訪レベル B1(※)
探訪適期 積雪時除く4~11月
お問い合わせ 米沢市観光課
0238-22-5111

(※)探訪レベルについて

探訪レベルについて 探訪レベルについて
概略図

略測図:山形県教育委員会「山形県中世城館遺跡調査報告書 第1集(置賜地域)」(平成7年刊)より一部転載

縄張図凡例

縄張図・略測図凡例
縄張図・略測図凡例

復元イラスト

  • 登城道

    1

    登城道。すでに城館の規模の大きさが感じられる。登りは比較的容易。

  • 虎口

    2

    曲輪Iの虎口。他の山城と比較にならないぐらい大きい。

  • 帯曲輪

    3

    曲輪I北側の帯曲輪。

  • 枡形と石垣

    4

    枡形と石垣。石垣は破城で壊されている。

  • 堅堀

    5

    北側の堅堀。コンクリートのアンカーがあり、春~秋は案内看板が設置される。

  • 空堀跡

    6

    曲輪Ⅱと曲輪I(本丸)の間の空堀跡。

  • 西側奥

    7

    曲輪Ⅱの西側奥。巨大な土塁が見える。

  • 物見台からの眺め

    8

    城の南西角にある物見台からの眺め。城内は歩きやすく、ここまで来るのも容易。