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飯豊町

岩倉館

いわくらだて

城址に建つ岩倉神社の全景

城址に建つ岩倉神社の全景。飯豊山登拝の霊場でもあった。

城館の特徴/見どころ

戦国時代、会津に対する守りの城となり、天文てんぶんの乱では戦の舞台にもなった。社殿を取り囲むように現存する土塁やその下の石列が、当地の歴史を物語る。

城館の歴史/伝承

戦国時代、交通・軍事の要衝上に所在した城館である。城主・中津川なかつがわ氏は会津との国境の守りを担い、天文てんぶんの乱や会津黒川城主・蘆名盛氏あしなもりうじとの戦闘で活躍した。天文の乱では、兄・中津川弥五郎やごろうが弟・助兵衛すけのひょうえの守る岩倉館を攻撃する戦もあったという。

別名 -
所在地 飯豊町大字岩倉209マップへ
史跡地指定 なし、当地にある仁王像、不動明王像は町指定
築城時期 室町期(伝承)
築城者 不明/城主:中津川助兵衛なかつがわすけのひょうえ
探訪レベル A2(※)
探訪適期 積雪時除く4~11月
お問い合わせ 飯豊町商工観光課
0238-72-2111

(※)探訪レベルについて

探訪レベルについて 探訪レベルについて
概略図

略測図:山形県教育委員会「山形県中世城館遺跡調査報告書 第1集(置賜地域)」(平成7年刊)より一部転載

縄張図凡例

縄張図・略測図凡例
縄張図・略測図凡例
  • 道路側(東側)は護岸ブロックで土塁が崩れるのを防いでいる

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    道路側(東側)は護岸ブロックで土塁が崩れるのを防いでいる。道路拡張時の施工か。

  • 護岸ブロックの上まで土塁が盛られている

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    護岸ブロックの上まで土塁が盛られている。

  • ①の東面を、反対側から見る。土塁の規模がよく分かる

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    ①の東面を、反対側から見る。土塁の規模がよく分かる。

  • 城館跡北側の土塁

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    城館跡北側の土塁。

  • 岩倉神社入口

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    岩倉神社入口。飯豊山へ向かう道者が必ず参拝した。

  • 神社鳥居をくぐってすぐ右の土塁に見える石列

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    神社鳥居をくぐってすぐ右の土塁に見える石列。

  • 北側の土塁を内側から見る

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    北側の土塁を内側から見る。ここにも、土塁の下側に石列(石積)が露出する。

  • 社殿を取り囲むように土塁が現存する

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    社殿を取り囲むように土塁が現存する。