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白鷹町

横越館

よこごしだて

横越館跡に建立された高徳寺

横越館跡に建立された高徳寺。寺の後方に土塁が残る。

城館の特徴/見どころ

館を囲む土塁、壕が残る方形館址。外周には南小路、北小路、西館の屋敷地、東町の町屋を置く。

城館の歴史/伝承

鮎貝あゆかい氏の先祖、藤原安親ふじわらのやすちかが平泉の藤原氏を頼って下向げこうした際に築城したと伝わる。その後、横越よこごし氏を名乗って約250年にわたり下長井庄白川以北を治め、鮎貝へ移って鮎貝氏を称したというが(鮎貝城築城は伝1396年)、横越氏の詳細は不明である。城跡には江戸時代初期に曹洞宗高徳寺こうとくじが建立された。

別名 -
所在地 白鷹町大字横田尻字中館9(高徳寺内)マップへ
史跡地指定 なし
築城時期 永久えいきゅう大治だいじ年間(1113~1130)頃
築城者 藤原安親ふじわらのやすちか/城主:横越よこごし
探訪レベル A1(※)
探訪適期 積雪時除く4~11月
お問い合わせ 白鷹町教育委員会
0238-85-6146

(※)探訪レベルについて

探訪レベルについて 探訪レベルについて
概略図

略測図:山形県教育委員会「山形県中世城館遺跡調査報告書 第1集(置賜地域)」(平成7年刊)より一部転載

縄張図凡例

縄張図・略測図凡例
縄張図・略測図凡例
  • 高徳寺裏の土塁跡

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    高徳寺裏の土塁跡。鉤状に盛られた形がはっきりとわかる。

  • 高徳寺真裏の南北に長く延びる土塁

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    高徳寺真裏の南北に長く延びる土塁。外側には堀跡が残る。

  • 横越館の遺構の中では大きな部類に入る西館の堀跡と土塁

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    横越館の遺構の中では大きな部類に入る西館の堀跡と土塁。

  • 城の正面側にある土塁と堀跡

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    城の正面側にある土塁と堀跡。

  • 北小路

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    北小路。

  • 東町として町屋が形成された場所

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    東町として町屋が形成された場所。現在は田畑となっている。

  • 城館の東側に残る土塁跡

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    城館の東側に残る土塁跡。

  • 南小路

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    南小路。