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白鷹町

高玉城

たかだまじょう

高玉城跡の目印になる料理店の看板

高玉城跡の目印になる料理店の看板。

城館の特徴/見どころ

城跡に料理店「やかた」が建ち、この南側に堀跡、県道9号線の東側に河岸段丘が広がり、天然の要害とする。横越館を模したらしく、土塁と堀、南・西・北小路の屋敷地を配置する。築城は高玉茂平たかだましげひらの父・5代鮎貝盛宗もりむねと伝わる。

城館の歴史/伝承

6代鮎貝宗重あゆかいむねしげの弟・茂平しげひら高玉たかだま氏を名乗り、居城したと伝わるが、四代で滅びた。鮎貝城の支城とも伝えられるが、高玉には11代伊達持宗もちむね開基の瑞龍院ずいりゅういんや家臣がおり、支城としての役割を果たしたかは疑問視されている。

別名 高玉館たかだまだて
所在地 白鷹町大字高玉字館マップへ
史跡地指定 なし
築城時期 戦国期
築城者 鮎貝盛宗あゆかいもりむね/城主:高玉茂平たかだましげひら高楡兵部大輔たかだまひょうぶだゆう
探訪レベル A2(※)
探訪適期 積雪時除く4~11月
お問い合わせ 白鷹町教育委員会
0238-85-6146

(※)探訪レベルについて

探訪レベルについて 探訪レベルについて
概略図

略測図:山形県教育委員会「山形県中世城館遺跡調査報告書 第1集(置賜地域)」(平成7年刊)より一部転載

縄張図凡例

縄張図・略測図凡例
縄張図・略測図凡例
  • 城跡に建つ料理店「館」の南側にある堀跡

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    城跡に建つ料理店「館」の南側にある堀跡。

  • 料理店の庭に土塁が残る

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    料理店の庭に土塁が残る。

  • 城跡のほぼ中央にある皇大神社の鳥居

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    城跡のほぼ中央にある皇大神社の鳥居。

  • 皇大神社

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    皇大神社。社の裏側に北辺の堀跡が見える。

  • 北側の堀跡

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    北側の堀跡。

  • 最上川左岸の段丘があり、天然の要害となる

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    最上川左岸の段丘があり、天然の要害となる。

  • 河岸段丘を下る

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    河岸段丘を下る。

  • 段丘の下、城館の東端と推定される

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    段丘の下、城館の東端と推定される。