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小国町

長沢城ケ峯

ながさわじょうがみね

堀切(空堀)底部から上の土塁の高さは高低差が2mほどあり、攻めるのが難しいと実感する。

堀切(空堀)底部から上の土塁の高さは高低差が2mほどあり、攻めるのが難しいと実感する。

城館の特徴/見どころ

17代政宗毒殺事件に関わった遠藤宗寿えんどうむねとしに関係する山城とみられ、地名や屋号に戦国時代の面影が残る。

城館の歴史/伝承

山城西側に「城ノ下じょうのした」という地名とともに、「城下じょうした」という屋号の家が現存している。平坦地に居館があり、戦時において立て篭もる砦であったと考えられる。北西に寺屋敷と呼ばれる場所があり、遠藤宗寿えんどうむねとしが関わった長沢寺ちょうたくじ跡と比定される。

別名 -
所在地 小国町大字長沢マップへ
史跡地指定 なし
築城時期 天正てんしょう年間(1573~1592年頃)か
築城者 遠藤宗寿えんどうむねとしか/城主:不明
探訪レベル D3(※)
探訪適期 4、5月と10、11月(春先晩秋)
お問い合わせ 小国町産業振興課
0238-62-2416

(※)探訪レベルについて

探訪レベルについて 探訪レベルについて
概略図

略測図:山形県教育委員会「山形県中世城館遺跡調査報告書 第1集(置賜地域)」(平成7年刊)より一部転載

縄張図凡例

縄張図・略測図凡例
縄張図・略測図凡例
  • 長沢城ヶ峯全景

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    長沢城ヶ峯全景。

  • 正面の土手から山に取り付く

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    正面の土手から山に取り付く。

  • 土手を上がった場所に平場がある

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    土手を上がった場所に平場がある。

  • 沢を降り、登り返してから主郭のある尾根を目指し直登していく

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    沢を降り、登り返してから主郭のある尾根を目指し直登していく。

  • 主郭手前の尾根はさらに勾配が強くなり、帯曲輪が連続する

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    主郭手前の尾根はさらに勾配が強くなり、帯曲輪が連続する。

  • 主郭(本丸)手前の最後の帯曲輪

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    主郭(本丸)手前の最後の帯曲輪。

  • 主郭からの眺望

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    主郭からの眺望。

  • 山頂の主郭(本丸)

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    山頂の主郭(本丸)。テラス(曲輪らしき平場)があり、駐屯できると思われる。