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小国町
大窪砦
おおくぼとりで
V字型をした薬研堀、堀の深さ（土塁の高さ）は6m以上。
城館の特徴／見どころ
遠藤氏、舟山氏一類滅亡の古戦場跡。攻防に優れた大きな窪地や空堀が当時の戦いの様子を彷彿させる。
城館の歴史／伝承
伊達家14代稙宗・15代晴宗の相克（天文の乱）において、晴宗側についた遠藤氏の立て篭もる山城。稙宗側についた上郡山氏によって、遠藤平兵衛尉、舟山周防守一族は一人残らず討ち取られたとされる。中腹には「大窪」と呼ばれる窪地があるほか、大きな空堀も見られる。
| 別名 | 小玉川古戦場 |
|---|---|
| 所在地 | 小国町大字小玉川マップへ |
| 史跡地指定 | なし |
| 築城時期 | 不明 |
| 築城者 | 遠藤五郎右衛門/城主：遠藤平兵衛尉 |
| 探訪レベル | D3（※） |
| 探訪適期 | 4、5月と10、11月（春先晩秋） |
| お問い合わせ | 小国町産業振興課 0238-62-2416 |
（※）探訪レベルについて
略測図：山形県教育委員会「山形県中世城館遺跡調査報告書 第1集(置賜地域)」(平成7年刊)より一部転載
縄張図凡例
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1
大手口から入山してすぐの状況。
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2
土塁に挟まれて空堀が見て取れる。
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3
空堀と土塁の長さがよく分かる。
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4
窪地近くの比較的大きな曲輪。土塁と平場の関係がよく分かる。
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5
窪地内。高木などは全く生えておらず、葦などの草が密集している。杉林がぽっかりと空いた空間になっている。
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6
北曲輪群にある、自然地形を活かした縦堀（薬研堀）。
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7
縦堀は山麓近くまで続く。
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8
小玉川集落からみる大窪砦（三角山）の全容。
