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川西町

洲島館

すのしまだて

城館東南角に現存する土塁。

城館東南角に現存する土塁。物見台とされ、大手もここにあったと考えられる。

城館の特徴/見どころ

米の一大生産地として残る大規模な平城であり、今も所々で土塁や堀跡を確認できる。また、付近を見渡せる高台が作られ、今も残っている。

城館の歴史/伝承

14代伊達稙宗たねむね宿老しゅくろうである富塚仲綱とみづかなかつなが城主であったが、天文てんぶんの乱後は15代伊達晴宗はるむねの家臣湯目雅樂允ゆのめうたのしょうが城主となった。東西120m、南北150mの城址として残り、敷地のほとんどが民家や耕作地となっており、部分的に遺構がみられる。

別名 栖島城すのしまじょう
所在地 川西町大字洲島字館之内マップへ
史跡地指定 なし
築城時期 不明
築城者 不明/城主:富塚仲綱とみづかなかつな湯目雅樂允ゆのめうたのしょう
探訪レベル A2(※)
探訪適期 積雪時除く4~11月
お問い合わせ 川西町産業振興課
0238-42-6668

(※)探訪レベルについて

探訪レベルについて 探訪レベルについて
概略図

略測図:山形県教育委員会「山形県中世城館遺跡調査報告書 第1集(置賜地域)」(平成7年刊)より一部転載

縄張図凡例

縄張図・略測図凡例
縄張図・略測図凡例
  • 城館の南辺の堀跡。現在は畑になっているが、堀の幅がそのまま残りわかりやすい。

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    城館の南辺の堀跡。現在は畑になっているが、堀の幅がそのまま残りわかりやすい。

  • 城館の西辺の堀跡。

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    城館の西辺の堀跡。

  • 城館南西角に残る土塁の上部。

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    城館南西角に残る土塁の上部。

  • 城館北辺の堀跡。田畑だが、城館を囲む堀跡がはっきり見える。

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    城館北辺の堀跡。田畑だが、城館を囲む堀跡がはっきり見える。

  • 洲島館の出丸であったとされる東野八幡宮。南側には土塁と堀跡が見られる。

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    洲島館の出丸であったとされる東野八幡宮。南側には土塁と堀跡が見られる。

  • 城館東南角に現存する土塁の上部。

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    城館東南角に現存する土塁の上部。

  • 北東角に残る土塁の高まり。

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    北東角に残る土塁の高まり。

  • 北東角の土塁近くから、南東角の土塁を見る。

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    北東角の土塁近くから、南東角の土塁を見る。