29

川西町

小松城

こまつじょう

大手口。敷地内は地元中学校の跡地であり、学校の正門でもあった。

大手口。敷地内は地元中学校の跡地であり、学校の正門でもあった。

城館の特徴/見どころ

伊達家の重要な拠点地及び重大事件の現場となった城址であり、今も高さ5mの土塁が残っている。

城館の歴史/伝承

交通の要所を管理する拠点や集会所として築かれ、伊達家でも位が高い家臣が城主となった。また、伊達家内の内乱「天文てんぶんの乱」(1542~1548年)と「元亀げんきの変」(1570年)の舞台としても知られている。

別名 -
所在地 川西町大字中小松マップへ
史跡地指定 なし
築城時期 鎌倉時代
築城者 舩山因幡守ふなやまいんばのかみ/城主:大町修理亮貞継おおまちしゅりのすけさだつぐ桑折播磨守景長こおりはりまのかみかげなが牧野久仲まきのひさなか
探訪レベル A2(※)
探訪適期 積雪時除く4~11月
お問い合わせ 川西町産業振興課
0238-42-6668

(※)探訪レベルについて

探訪レベルについて 探訪レベルについて
概略図

略測図:山形県教育委員会「山形県中世城館遺跡調査報告書 第1集(置賜地域)」(平成7年刊)より一部転載

縄張図凡例

縄張図・略測図凡例
縄張図・略測図凡例
  • 現在の道の下が堀跡。右の土塁が昔のまま残る土塁。

    1

    現在の道の下が堀跡。右の土塁が昔のまま残る土塁。

  • 当時の遺構の土塁はかなりの高さがあり、物見台として使われていたとされる。

    2

    当時の遺構の土塁はかなりの高さがあり、物見台として使われていたとされる。

  • 中心の郭の南側。

    3

    中心の郭の南側。この土塁も昔のまま現存しているもの。

  • 城館から南方向を見た風景。

    4

    城館から南方向を見た風景。奥の建物がある辺りまでが城館跡だったとされる。

  • 中心郭の北西角にある土塁の上に建てられた稲荷神社の鳥居。

    5

    中心郭の北西角にある土塁の上に建てられた稲荷神社の鳥居。

  • 稲荷神社の祠。

    6

    稲荷神社の祠。すぐ左前方を犬川が流れる。

  • 中心郭の堤の上にある石の祠。

    7

    中心郭の堤の上にある石の祠。

  • 古くから城内にあったとされる新山神社の境内。

    8

    古くから城内にあったとされる新山神社の境内。