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高畠町

屋代館

やしろだて

曲輪Vを見上げる。

曲輪Vを見上げる。

城館の特徴/見どころ

国境警備上の重要な位置にあった城館。関ヶ原合戦の折、国境東の玉の木原たまのきはらで伊達、上杉両氏が戦った。

城館の歴史/伝承

1380年伊達氏の置賜進出の折、長井ながい氏との合戦があったという記録がある。関ヶ原合戦後、上杉領(出羽国置賜郡)と伊達領(陸奥国刈田かった郡)の境を決める際、17代伊達政宗は従来の国境である稜線で決めず、鞍部から西側に300m進んだ沢の部分を無理やり境界とした。この境は「伊達の無理境むりざかい」と呼ばれており、一本杉が目印となっている。

別名 -
所在地 高畠町大字二井宿字上宿マップへ
史跡地指定 なし
築城時期 南北朝期
築城者 不明/城主:不明
探訪レベル C2(※)
探訪適期 4、5月と10、11月(春先晩秋)
お問い合わせ 高畠町商工観光課
0238-52-4482

(※)探訪レベルについて

探訪レベルについて 探訪レベルについて
概略図

略測図:山形県教育委員会「山形県中世城館遺跡調査報告書 第1集(置賜地域)」(平成7年刊)より一部転載

縄張図凡例

縄張図・略測図凡例
縄張図・略測図凡例
  • 曲輪V東端の真下にあたる場所に単管パイプの階段あり、ここが城館跡の登り口。

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    曲輪V東端の真下にあたる場所に単管パイプの階段あり、ここが城館跡の登り口。

  • 登城道を進むと、右に曲輪Ⅲ、左に曲輪Vがあり、左右を挟まれる。

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    登城道を進むと、右に曲輪Ⅲ、左に曲輪Vがあり、左右を挟まれる。

  • 奥上に見える平場が曲輪Ⅲ。帯曲輪と虎口が連続し、「重ね餅」の段々が続く。

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    奥上に見える平場が曲輪Ⅲ。帯曲輪と虎口が連続し、「重ね餅」の段々が続く。

  • 主郭Ⅱ下の平場から、主郭Ⅱ(左)、曲輪Ⅰ (右奥)を見る。

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    主郭Ⅱ下の平場から、主郭Ⅱ(左)、曲輪Ⅰ (右奥)を見る。

  • 主郭Ⅱ

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    主郭Ⅱ。

  • 曲輪Ⅰ

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    曲輪Ⅰ。

  • 曲輪Vの平場。

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    曲輪Vの平場。

  • 登城道から東側の眺め。国境を見張るには絶好の場所であることがよく分かる。

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    登城道から東側の眺め。国境を見張るには絶好の場所であることがよく分かる。