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高畠町

志田館

しだだて

南郭にある虎口

南郭にある虎口。石垣の遺構をはっきり見ることができる。登りきった先が本丸。

城館の特徴/見どころ

16代伊達輝宗てるむねが陣した城館。ここから最上もがみ氏に対し出馬したと伝わる。

城館の歴史/伝承

志田館は、陸奥との国境、街道筋にあったため、歴史的にも文化的にも重要な位置を占めていた。東西南北がほぼ見渡せる格好の地に構築されており、山を囲むような形で屋代やしろ川が流れ、大滝おおたき川を分岐しているので天然の防御形態をなしている。

別名 -
所在地 高畠町大字二井宿下宿マップへ
史跡地指定 なし
築城時期 不明、最終形状は1600年頃
築城者 不明/城主:不明
探訪レベル D1(※)
探訪適期 4、5月と10、11月(春先晩秋)
お問い合わせ 高畠町商工観光課
0238-52-4482

(※)探訪レベルについて

探訪レベルについて 探訪レベルについて
概略図

略測図:山形県教育委員会「山形県中世城館遺跡調査報告書 第1集(置賜地域)」(平成7年刊)より一部転載

縄張図凡例

縄張図・略測図凡例
縄張図・略測図凡例
  • 登城道は北郭の下に繋がっており、北端に広い曲輪を持つ。

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    登城道は北郭の下に繋がっており、北端に広い曲輪を持つ。

  • 南郭の曲輪

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    南郭の曲輪。眺め良く、見張り台としても使われていたと想像できる。

  • 虎口に残る石垣を別の角度(北郭からの登城道側)から。

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    虎口に残る石垣を別の角度(北郭からの登城道側)から。

  • 志田館本丸跡

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    志田館本丸跡。かなり大きな平坦地で、一角に小さい石の祠が建つ。

  • 本丸からの眺望。

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    本丸からの眺望。

  • 本丸下の曲輪

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    本丸下の曲輪。土塁の高さは3mほどあり、迫力がある。

  • 城館跡北側にある大きな段差

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    北郭の曲輪。登城道(右側)を攻め上る敵を射るには絶好の位置。

  • 国道113号線沿いにあるお茶処「やましろ」

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    国道113号線沿いにあるお茶処「やましろ」。志田館の全容を一望できる。