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南陽市

二色根館

にいろねだて

本丸東端にある櫓台の東側に設けられた堀切。 本丸側の土塁高さは 3m ほど。

本丸東端にある櫓台の東側に設けられた堀切。 本丸側の土塁高さは3mほど。

城館の特徴/見どころ

伊達(粟野あわの義広よしひろが築いたとも伝わる粟野氏代々の居城。

城館の歴史/伝承

二色根館は粟野あわの氏の居城で連郭式の山城である。城下の二色根街道は西に進めば小滝こたき街道を経由して最上もがみ(山形市周辺)に抜け、東に進めば最上街道(国道13号線)に至る要所である。最後の城主秀用ひでもちは17代政宗の勘気かんきをこうむって出奔しゅっぽん、豊臣秀次の補佐役となったが、秀次事件に関係し死罪になったという。

別名 二色根城にいろねじょう二色根塁にいろねとりで館山城たてやまじょう
所在地 南陽市二色根館ノ山、字南京、字浦山、字薬師山、字秋葉山マップへ
史跡地指定 市指定
築城時期 戦国期後半か
築城者 不明/城主:粟野喜左衛門尉あわのきざえもんのじょう粟野喜右衛門尉きえもんのじょう粟野杢頭秀用あわのもくのかみひでもち
探訪レベル D3(※)
探訪適期 4、5月と10、11月(春先晩秋)
お問い合わせ 南陽市観光協会
0238-40-2002

(※)探訪レベルについて

探訪レベルについて 探訪レベルについて
概略図

略測図:山形県教育委員会「山形県中世城館遺跡調査報告書 第1集(置賜地域)」(平成7年刊)より一部転載

縄張図凡例

縄張図・略測図凡例
縄張図・略測図凡例
  • 山形新幹線、奥羽本線沿いに立つ二色根古墳群の案内看板。

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    山形新幹線、奥羽本線沿いに立つ二色根古墳群の案内看板。

  • 古墳群の墓跡を道中見ながら、山に取りつく。

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    古墳群の墓跡を道中見ながら、山に取りつく。この先次第に道が不明瞭になる。

  • 二色根館本丸跡

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    二色根館本丸跡。かなりの広さがある。

  • 本丸付近から赤湯の街並みを一望する。

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    本丸付近から赤湯の街並みを一望する。

  • 臨雲亭(米沢藩松木魯堂が建てた東屋)跡。

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    臨雲亭(米沢藩松木魯堂が建てた東屋)跡。

  • 薬師寺に下らず、本丸の方角に向かって、雑木林を右に入る。案内看板等なし。

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    薬師寺に下らず、本丸の方角に向かって、雑木林を右に入る。案内看板等なし。

  • 大堀切。西側は 10m 以上の高さがあり、とても攻め上ることは不可能と実感。

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    大堀切。西側は 10m 以上の高さがあり、とても攻め上ることは不可能と実感。

  • 秋葉神社の参道。鳥居の奥の頂きが秋葉神社。

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    秋葉神社の参道。鳥居の奥の頂きが秋葉神社。