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長井市

白山森館

はくさんもりだて

「ならび石」の看板上方が平坦になっており、この奥が山頂になる

「ならび石」の看板から上方が平坦になっており、この奥が山頂になる。

城館の特徴/見どころ

朝日山系の麓、標高303mの白山森山頂に位置し、米沢盆地まで遠望できる、戦国期の防衛的拠点。各所に土塁と最大4mの高低差のある深い空堀が残る。

城館の歴史/伝承

現在見ることができる土塁の下には別な土塁などがあることが発掘調査でわかっており、一時期古い館跡が築かれた可能性がある。白山森館は館主が生活するための館ではなく、有事の際の防衛拠点的な役割があったと思われる。

別名 -
所在地 長井市川原沢字白山森マップへ
史跡地指定 市指定
築城時期 戦国期
築城者 不明/城主:不明
探訪レベル A1(※)
探訪適期 積雪時除く4~11月
お問い合わせ 長井市観光文化交流課
0238-84-2111

(※)探訪レベルについて

探訪レベルについて 探訪レベルについて
概略図

略測図:山形県教育委員会「山形県中世城館遺跡調査報告書 第1集(置賜地域)」(平成7年刊)より一部転載

縄張図凡例

縄張図・略測図凡例
縄張図・略測図凡例
  • 道路沿いの「白山森遺跡入口」看板

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    道路沿いの「白山森遺跡入口」看板。白山森についての説明板もある。

  • 駐車スペース側に城館跡を示す石碑、説明、全体図の看板が併設

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    駐車スペース側に城館跡を示す石碑、説明、全体図の看板が併設されている。

  • 城館跡までの登り

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    城館跡までの登り。直線のため迷う心配もない。

  • 城館跡の最初に出くわす空堀

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    城館跡の最初に出くわす空堀。敵をまず迎え討ったと想像をかき立ててくれる。

  • 白山森館の山城門跡

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    白山森館の山城門跡。看板が設置されている。

  • 4カ所ある石積の一つ

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    4カ所ある石積の一つ。「経塚」との看板あり。

  • 館が建てられていたとされる平場

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    館が建てられていたとされる平場。横から見ると段々に土木整備されているのがわかる。

  • 平場の上からの眺め

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    平場の上からの眺め。長井の市街地はもちろん米沢盆地まで遠望できる。