:戦国観光やまがた情報局|山形おきたま観光協議会

戦国観光やまがた情報局
『伊達政宗のふるさと講座』開催。二日間で定員120名が埋まる。

大盛況でした。PDF河北新報の記事をご覧ください。







9月11日25日は『伊達家のふるさとツアー』を開催します。

河北新報の記事はここをクリックしてください。
大好評の「屏風ライブシリーズ」も、いよいよ10月の最後の公演チケット発売日が近づいております。4回って早いですねえ(o´_`o)・・・。

今回の第4弾「屏風から聴こえてくる音(ネ) 琴鼓’n管(キンコンカン)」は、第1・2弾でも出演された気鋭のドラマー・小林武文さんがリーダーです。彼はその卓越したテクニックはもちろん、内に秘めたる熱い魂、情緒溢れる佇まい、寡黙な男らしさと優しさ(ほぼ個人的主観ではありますが)で、すでに男女問わず山形のファンも(←伝国の杜の女子スタッフ多数含む☆)急増中の方なのですよ(*^∇^*)☆!

公演当日は、小林さんが屏風のために書き下ろしたオリジナル曲「あまくだり ありく ありく 洛中洛外」のほか、サティ「ジムノペディ第1番」などのクラシック、「My favorite things」などのスタンダードナンバーなど、打楽器の魅力を味わっていただけるような、大胆なアレンジでお届けします。
現在、京都から博多まで「チャンゴ・ウォーク」=チャンゴを打ち鳴らしながら歩き続けている!?チェ・ジェチョルさんによる、韓国の伝統打楽器・杖鼓=チャンゴも伝国初登場。一体どんな音色なのでしょう?また東京芸大出身で、チャンチキトルネエドでは小林さんと共に、超絶テクニックを楽しく・かわいく・かっこよく!演奏されている相川瞳さん&上原なな江さんも参加!チャンチキトルネエド打楽器隊が、この日は米沢に集結するのです、見逃せませんょ♪+.*゚
そして第3弾に登場するBiombo Special Saxophone Quartetのリーダー、あの鈴木広志さん(サックス)も登場しますよ★☆★☆。「4つの扉」シリーズの締めくくりにふさわしい公演になること、間違いなしです。

発売は7月29日(木)から!「4つの扉」最後の世界が幕を開けます。どうぞお聞き逃しなく!!

屏風ライブシリーズ「4つの扉」第4弾 小林武文produce
「屏風から聴こえてくる音 琴鼓’n管(キンコンカン)」
琴鼓’n管カルテット
10/29(金) 開場18:30 開演19:00
入場料:全席自由 一般2,000円 学生1,000円(当日各500円増)

出演:小林武文(ドラム・作曲)、チェ・ジェチョル(杖鼓)、相川瞳(パーカッション)、
上原なな江(パーカッション)、鈴木広志(サックス)
託児受付:6か月〜未就学児までのお子さまをお預かりします。10/22(金)申込締切・託児料1,000円 

2010/07/25 13:30:Copyright (C) 伝国の杜 情報BLOG
今日は「史跡めぐりウォーク」の第1回目が開催されます。
10時米沢駅出発〜慶次ゆかりの地を巡り〜15時戦国の杜到着。

出発式はかねたんズや甲冑武者がお見送り、到着式ではかねたんズと上杉太鼓がお出迎え!

14時と15時には戦国の杜(まちの広場)で上杉太鼓とかねたんズのコラボが見れるかも!?

15時の太鼓は大太鼓がやってくる!
迫力のサウンドをお聞き逃し無く!!
2010/07/25 06:47:Copyright (C) 戦国の杜STAFFブログ
まゆ玉体験工作初回を本日(7/24)午後1時半から開催いたします。

思いのほかカワイイ「まゆ玉武者」を作ってみませんか?

体験料800円  まだ定員に余裕がありますので
レジで直接お申込いただけます。

が、材料など都合がありますのでお早めにお電話で!!


戦国の杜 0238−24−1100


2010/07/24 06:15:Copyright (C) 戦国の杜STAFFブログ
7月24日(土)からは『企画展 母の手 〜和布で紡ぐ日本のこころ〜』が始まります!
本展覧会は日本人が針と糸で営んできたくらしを一針一針に込められた精神とともに「母の手」の視点で紹介します。
当地米沢に残る資料や、平成21年度米沢市功労者の遠藤きよ子さんをはじめとする地元で活躍する作家の作品も展示いたします。
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企画展 母の手 〜和布で紡ぐ日本のこころ〜
◆会  期◆前期 H22 7月24日(土)〜9月12日(日)
      休館日 7/28(水)・8/25(水)
 ●企画展観覧料  一般400(320)円 高・大学生300(240)円 小・中学生200(160)円
 ●常設展とのセット 一般600(480)円 高・大学生400(320)円 小・中学生250(200)円  
          ( )団体20名以上 
◆開館時間◆9:00〜17:00(入館は16:30まで)


ギャラリートーク
 7月24日(土)14:00〜 (当館学芸員解説) 
 ※ギャラリートークをお聞きいただくには入館料が必要です。場所は企画展示室で行います!みなさんぜひご参加ください


【お問い合わせ】米沢市上杉博物館 0238−26−8001



2010/07/23 17:26:Copyright (C) 伝国の杜 情報BLOG
じゃじゃーん!!

戦国の杜STAFF『yu--ki』です。



なんと今回は…
【ピヨ卵ワイド430】さんが撮影にきてくれましたー!!

いや〜『相磯 舞』さんとても美しい方でした〜(*/∇\*)
そして届いたばかりの【姫甲冑】を試しに着ていただいたところ…
(急ぎだったので白帯は無しですが…)




う…美しい…




写真でしか皆様にお伝えできませんが
似合っていて綺麗でした!!!

そしてこの【姫甲冑】7月30日から
こちら戦国の杜にて、着用体験できます!(予約制ですが無料!)

【ピヨ卵ワイド430】は、毎週月曜日〜金曜日 夕方4:30〜5:50
山形放送にて放送しております!!

今回、戦国の杜の特集は7月27日(火)に放送されますので…

みなさま、よろしくおねがいしまーす!!

2010/07/23 14:49:Copyright (C) 戦国の杜STAFFブログ
毎日お暑うございます 戦国の杜 F でございます。

今日は茨城の自動車会社さんのユーザー誌や「ぴよたま」さんが取材に
来て頂いたり、何かとバタバタでしたがとうとうやってきました!!

何が?って。。。甲冑ですよかっちゅう!!  「紙」ですけど。

でもスゴイですよ、とても「紙」製とは思えない重厚さです。

「紙甲冑」のイメージひっくり返りました。。


市内のある自治会メンバーが中心となって有志がお造りになったものを
縁あってお借りしているのですが、1ヶ月の特別展示にするのは
もったいない。

できればもっと長くお借りしたいのですが、残念(~~;)


「紙甲冑 夏休み特別展示  8月22日まで」

全部で11領、壮観な眺めを是非一度ご覧下さい。



「ぴよたま」サンの件は後ほどyu--kiよりご報告!

2010/07/22 21:10:Copyright (C) 戦国の杜STAFFブログ
じゃじゃーん!

戦国の杜STAFFの『yu--ki』ですm(._.)m ペコ

7月19日(月)に行われた…

Y-1グルメグランプリはおかげさまで大盛況でしたー!!!

すごく暑い日だったのに、沢山のお客様がまちの広場へ
そして、こちら戦国の杜に来てくれまして

ありがとうございました!!!

かねたん達も、鷹山君と沢山のお客様に
会えて喜んでましたよー(o^-^o)
(かねたん達と鷹山君の写真は激レアですよ!)

...もっと詳しく
2010/07/22 10:14:Copyright (C) 戦国の杜STAFFブログ
なんの数?

これは「戦国SHOP 義風堂」に置いてある米沢ゆかりの武将・ゆるキャラのシールの種類!

戦国魂」や「戦国丸」といった全国版ブランドもいれたらもっとあるよね。


その数だけでも一見の価値あり!?
「伊達」と「上杉」の家紋の違いなんか見てみるのも面白いかも。。。


この夏は「オリジナル缶バッジ」と「戦国の杜仕様シール」のフル・コンプリートを目指して地味に熱くなろう。
2010/07/21 09:24:Copyright (C) 戦国の杜STAFFブログ
伊達家関連観光がスタートしました。
2010年本年の予定をご案内させていただきます。

PDFファイルをご覧ください。
興味のおる項目がありましたらお問い合わせください。


伊達政宗が岩出山に移るとき多くの家臣の家族を高畠に残して行きました。
いつかまたこの地に戻る考えがあったものと思います。
現在もその末裔の方々かおられます。
其の方がたと伊達家の歴史に興味のある方々を対象に募り
歴史の掘り起こしや史跡の整備、勉強会等を開催いたします。
発足は8月末か9月にはじめ目指しています。

新聞記事はPDFでご覧いただけます。


高畠町の伊達家の観光キャンペーンがスタートします。
勾当台公園の『伊達家のふるさと観光物産市』を皮切りにスタートしました。
今回新聞で報道されあっという間に120名の募集が満杯です。
お申込みありがとうございます。
御断りした方がの数を含めますと160名を超えました。
それだけ仙台の皆様は、政宗のふるさとに興味を持っておられることが分かりました。今後の展開に大きな弾みとなることと表ます。


詳しくはPDFファイルをご覧ください。


こんにちは!
戦国の杜スタッフのBussanです(´∀`)

このたび、
皆様に戦国の杜から、上杉神社までの
道のりを歩いて楽しんでもらおうと思い、



<〜歩いて楽しむ米沢〜Bussanマップ!>
を作らせて頂きました\(°∀°;)/ヒャー

お店や、米沢のちょっとした情報が載っていますので、
機会があったらご覧くださいませ♪

このマップは館内にございます☆
ご来場お待ちしています!!

2010/07/20 14:14:Copyright (C) 戦国の杜STAFFブログ
毎日暑いですね 戦国の F でございます。

突然ですが「慶次・松風」の前にこんなの置いてあるの
ご存知ですか?

そーです、コレこそがかの有名(??)な

慶次帳 です。

皆さんの熱い想いを書き綴ってください。

皆さんの想いは「慶次・松風」とずっと一緒です。
2010/07/19 09:59:Copyright (C) 戦国の杜STAFFブログ
お暑うございます。戦国の杜 F でございます。

今回はちと遅れましたが、あのお方の
ご来館スナップでございます。

ご自分がナレーションされているDVDをご覧になったり
缶バッジを作られたり、なりきりシアターを体験されたり
と密度の濃いスケジュールの中、見ず知らずの親子さんに
声をかけられるなど、大女優と気さくなマダムの面を
併せ持つステキな方でした。

これからも米沢の応援をよろしくお願いいたします。

米沢おしょうしな観光大使でもある「あき竹城」さんでした。

...もっと詳しく
2010/07/18 14:14:Copyright (C) 戦国の杜STAFFブログ
最近は、ほんとに雨ばかり…


早く梅雨があけるといいなぁー…


さーて気をとり直して!

夏休みのイベント『まゆ玉工作体験』情報を
お伝えしていきますよーo(゚▽゚)/









★工作体験日

 7月24日(土) 午後1時半より

 8月7日(土)  午後1時半より

 8月21日(土) 午後1時半より


各日、定員は約20名

体験料は、800円です。

体験場所は、館内の寺子屋かねたんにて

体験時間は、工作とまゆ玉についてのお話で約90分ほどです。

工作体験は予約制となっております
体験日当日まで、予約受け付けてますが
 定員になり次第締め切らせて頂きます。

予約申込の際は下記、
電話番号・FAX・メールアドレスによろしくお願い致します。

・電話番号 0238-24-1100

・FAX 0238-24-1105

・メールアドレス sengoku@ia9.itkeeper.ne.jp

また、館内STAFFに伝えても大丈夫でーす(^-^)b


本当は完成品のまゆ玉を載せたかったのですが…

画像がありませんでした(ノД`)・゜・。

それでは、この辺で!!

まゆ玉よろしくお願いしまーす!!!
2010/07/16 11:05:Copyright (C) 戦国の杜STAFFブログ
じゃじゃーん!!

なんと…

今日は!!!

『かねたんおでかけバス』についての情報を

お伝えいたしまーす(*^-゚)v










・運行日 7月24日(土)〜10月24日(日)間の
     毎週土曜日・日曜日・祝日が運行日となっております。
     ※お申込みは乗車日の3日前までです!!

・料金  中学生以上から1000円
     小学生500円(幼児無料)です。
     ※別途、ちょこっと試食ガイド代金として500円かかり、
      ご希望のコース内容により、入館料または拝観料、
      体験代(ご希望の方のみ)、昼食代がかかります。

・時間  10:45米沢駅発〜17:00米沢駅着
     ※乗車場所は、『米沢駅西口バス乗り場』となっております。

詳しい情報は下記PDFファイルをご覧ください。

kantan.pdf



お申込み先は、山交バス株式会社 観光課へ

電話番号は、TEL023-647-5173
(月〜金曜日9:00〜18:00、土曜日9:00〜12:00、日曜日・休日は休みです。)

お問い合わせは、社団法人 米沢観光物産協会 観光圏広域化推進員へ

電話番号は、TEL080-6057-1678
(水曜日を除く毎日 10:00〜18:30)




ちょっと、内容が長くなっちゃいましてゴメンナサイ…

なお、館内にチラシを準備しておりますので、

お立ち寄りの際には、ぜひ手にとってご覧下さ〜い(m。_。)m
2010/07/16 10:20:Copyright (C) 戦国の杜STAFFブログ
戦国の杜  でございます。

唐突ではありますが、「夏休みイベント情報!

でございます。。。


特にちいさいお子様歴史好きな女性にピッタリの
イベントが目白押し!

もちろん歴史がそんなに得意じゃなくてもダイジョーブ。


ご確認は上記ダウンロードをクリック!  


夏休みは「戦国の杜」で決まり!!

PDFファイルの2ページ目は「夏休み出欠表」です(~~)b
義風堂レジで1日1個スタンプをおしてもらえます!
2010/07/15 18:00:Copyright (C) 戦国の杜STAFFブログ
先月6月11日(金)に、好評のうちに幕を閉じた東保光六重奏団「金碧天地響〜
連続する金地金雲の響き」
の記録映像が、YouTubeにアップされました〜♪(ノ*´▽)♪ 。

こちらからご覧いただけます。
http://www.youtube.com/watch?v=XvBtrNg-rsMfeature=related

 

あのえもいわれぬ美しい夜が再び。。+゚○o。当日会場に来られた方も、初めての方も、
何度でもご堪能下さい((d(*´ω`*) 。
2010/07/14 14:06:Copyright (C) 伝国の杜 情報BLOG
最上家臣余録 〜知られざる最上家臣たちの姿〜 


【志村光安 (6)】


 前述したように、慶長六年に東禅寺城(亀ヶ崎城、以下亀ヶ崎城に統一)に志村が移封されて後の庄内の統治は、志村・下・新関らの各城主が連携しあい、また進藤但馬・原美濃ら各城の家老と比定されてきた者達がある程度の実務を遂行していた形跡が見られる。その関係性の実情を探るにあたって、各々が発給した書状史料に注目して検討を試みる。
 考察を進めるにあたり、前提としてこれら城主と家老たちの関係、そして主君最上義光との関係を見ておかねばならないだろう。進藤ら家老達は、最上家臣としてどのような位置にあったのだろうか。
 『山形県史』ならびに『酒田市史年表』は、原美濃を大山城主下対馬守(治右衛門)の家老、進藤但馬を亀ヶ崎城主志村光安・光惟の家老であるとしている。まず、この事実関係についての確認を行いたい。

   貴札并作右衛門殿御口上之通、即伊豆守に申きかせ候、
   さてヽヽ越国之金鑿衆、篠子と仙北境にて山落つかまつり、
   十二・三人討捨申由被仰下候、驚入申され候、…(後略)
   (注23)

 右の一文は、慶長十四(1609)年六月に、由利郡東部の笹子において発生した笹子山落事件に関して、進藤但馬が赤尾津(本城)満茂に対し山形へ連絡したこととその返答を申し送っている書状の一部であるが、傍線部「即伊豆守に申きかせ候」とあるのが見える。進藤但馬は、かかる重要事案に関して「即」「申し聞かせる」事ができる立場にあったのであり、志村光安と共に亀ヶ崎城に居って職務に携わっていた、つまり家老的立場であったとするのが妥当であろう。
 原美濃は、上記のように直接的に志村や下ら城主とのやり取りを記した書状史料は見当たらないが、以下に挙げる史料によってその立場を検討しえよう。

   無音村年具之覚
  一、 高四百四拾四石七斗九升者
    (中略)
  右地所相渡者也、仍如件
   慶長十七年      進藤但馬 印
      十一月二十七日    安清(花押)
              原 美濃 印
                 頼秀(花押)
     北館大学殿  (注16)

 とあり、両名が連署して年貢覚を北館大学に通達している事が分かる。また、元和元年頃発給されたと推定される(注26)書状群においても両者の連携が見られる。

   追而、彼飛脚一人、人留無相違御通可有之候、猶々□有かせきの由、
   次右衛門殿申上候、尤各々へもさうたんいたし候 已上

   先日亀崎より走申候故、貴殿御念故、小俣村ニてとらへ申候、
   忝由貴殿へ但馬殿より書状御越候、又大嶋手柄被申候由、
   我等所へも被越候、(略)(注18)
 

 原美濃守が、有沢采女に対し亀ヶ崎から欠け落ちた者を召捕った大嶋某と言う者を賞する事を報じた書状であるが、これと同日付で同じ懸案を記した進藤但馬発給の書状が存在する。

   一書令啓上候、此方より牧野安芸武井内之者闕落申候ニ付、
   濃州様より貴殿へ被仰遣候ヘハ、程々御念被入候而御穿鑿被成、
   越後之内小俣村ニ而とらへ申事、(略)(注19)

 上記二つの書状実線傍線部を参照すると、原美濃・進藤但馬双方が書状を発給した事を双方が把握し、亀ヶ崎よりの欠落という事件に対して連絡をとりつつ「各々へさうたん(相談)」しながら対処していることが判明する。また、点線傍線部を見ると、原美濃書状は「亀崎より」進藤但馬書状は「此方より」と自らの在所が区別されているように見て取れることから、原美濃は亀ヶ崎城に在城してはおらず、また「次右衛門殿」へ申上げるとあって次右衛門は治右衛門と同音であり、これは下治右衛門を指すものであろうか(時期的に見て下吉忠の継嗣下秀実であろう。慶長十七年八月十五日付下秀実宛行状(注27)において、下秀実が治右衛門を称していることが確認される)。同事件に関わるもう一通の書状にも、

   (前略)亀崎より闕落申候弐人之者、小俣村にて搦申候事、
   貴殿無御油断御念入候故と存候、(中略)貴殿より我等所へ
   御越候書状をも、今朝亀崎へもたせ越候、(後略)(注17)
 

 とあり、「我等所」と「亀崎」を明確に他所と区別している。これらいくつか挙げた書状の内容を検討する限り、原美濃が下対馬守の家老である可能性は高く、進藤但馬と原美濃は異なる居所、恐らく亀ヶ崎と大山において同等の家老的立場とそれに伴う権限を持って統治に当たっていたと考えるのが妥当だ。
<続>

(注26) 『鶴岡市史』(鶴岡市 1962)
(注27) 「鶏肋編所収文書」(『山形市史 史料編1 最上氏関係史料』)


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2010/07/14 11:48:Copyright (C) 最上義光歴史館
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