特別展「上杉氏と鷹と馬」の展示資料から 「御鷹野」(『定例亀鑑』1779年成立)には、藩主の鷹狩の獲物の下賜について、17世紀はいろいろな鳥が上級家臣に下賜されていたが、近年は青鷺が高家衆のみに与えられるだけになったとあります。
藩主の事績をまとめた『歴代年譜』と照合すると、後者は7代藩主宗房時代(藩主在任1734〜46)のことのようです。
この原因について、『定例亀鑑』は「諸鳥」の数が減ったためと記しています。
その理由など、具体的な様相の解明は今後の課題ですが、江戸時代の環境問題の一つが確認できます。
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