展示番号29『10月8日最上義光書状(東北大学附属図書館)』
を簡単に紹介します。
縦9.8p、横130.8pの大きさの紙に、
小さい字で長谷堂合戦の経緯や、当時の義光をめぐる状況が細かく書いてあります。
展示では開いていますが、クルクルと巻くと、とても小さな形になります。
義光の周辺では、直江勢は撤退するも、予断を許さない状況は続き、
また宛先である秋田実季の周辺は戦闘状態にありました。
その形から、小さくして隠密に届けられたことが窺われます。
また、山形から実季の在陣した大森(横手市)まで10日かけて届けられています。
まさに戦場かいくぐって届けられた書状です。
展示室で、その形からそのような緊迫感を感じ取ってみてください。
皆さまのご来館を心よりお待ちしております。
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米沢市上杉博物館 0238-26-8001