令和4年度の上杉文華館は「関東管領上杉氏」をテーマに、国宝「上杉家文書」などを展示します。
《永享の乱》
【展示期間】1月2日(月)〜1月29日(日)
第10回目は、「永享の乱」をテーマとして関連文書を紹介します。
永享の乱とは、鎌倉公方足利持氏と関東管領上杉憲実の武力衝突で、室町幕府の援助を受けた憲実が持氏を滅ぼした事件です。応永23年(1417)の上杉禅秀の乱以降、持氏は敵対勢力の討伐を徹底しました。敵対勢力の側は幕府と結び、持氏と幕府は対立を強めていきました。憲実はこの対立を収めるべく尽力し、また関東管領の職務に則って幕府の意向に沿うような意見を持氏に述べました。このような中で持氏と憲実の対立は激化していき、衝突へと至るのです。しかし、憲実には持氏を滅ぼす意図はありませんでした。今回は、持氏との交戦をめぐる憲実の苦悩などを紹介していきます。
「国宝上杉本洛中洛外図屏風」は、原本の完成時を想定した1995年制作の複製Aを展示します。
▼ コレクショントーク
日時:1月8日(日) 10:00、15:00
場所:常設展示室 上杉文華館
※入館料が必要です。
皆さまのご来館を心よりお待ちしております。
【お問い合わせ】
米沢市上杉博物館 0238-26-8001