令和4年度の上杉文華館は「関東管領上杉氏」をテーマに、国宝「上杉家文書」などを展示します。
《観応の擾乱》
【展示期間】6月23日(木)〜7月26日(火)
第4回目は、「観応の擾乱」をテーマとして関連文書を紹介します。室町幕府の内紛である観応の擾乱は、将軍足利尊氏の弟直義と将軍の執事高師直の対立を発端とし、師直死後は兄弟の対立に発展、最後は尊氏が勝利しました。この対立・戦乱において上杉一族は、温度差はあれ、重要な役割を果たしています。その一人であった憲顕は、関東にあって直義派の重鎮として活動します。直義の死後、憲顕は守護はじめとする役職を解任され、10年ほどにわたり反幕府行動を続けていきまました。しかし、幕府は憲顕を必要としていました。このような憲顕の動向、立場を紹介していきます。
「国宝上杉本洛中洛外図屏風」(複製)も展示します。1995年制作の複製で、制作当時の状況を想定したものです。
▼ コレクショントーク
日時:7月3日(日) 10:00、15:00
場所:常設展示室 上杉文華館
※入館料が必要です。
皆さまのご来館を心よりお待ちしております。
【お問い合わせ】
米沢市上杉博物館 0238-26-8001