特別展「上杉鷹山の生涯」後期では、3振の刀剣を展示中。
1 太刀 銘 国宗
鎌倉〜南北朝時代(13〜14世紀)
重要文化財渡辺家保存会蔵
備前三郎国宗の作と鑑定される。米沢藩への融資に応じた謝礼として、享和2年(1802)に上杉家から関川村渡邉家に贈られた名刀。
2 脇指 銘 兼辰室町時代(16世紀)
重要文化財渡辺家保存会蔵
美濃伝の脇指で、上杉家からの拝領と伝わる。1の国宗の太刀と合わせ、米沢藩の職人が手掛けた大小拵(展示中)に収まる。
所蔵者である重要文化財渡辺家保存会のご厚意で、今回の展示に合わせ研磨され、美しい姿で公開。
3 山形県指定文化財
刀 銘(表)以五郎入道正宗末孫源綱広嫡伝正秀作之
寛政2年(1790) 当館蔵
米沢藩領出身の名工水心子正秀と、弟子2名による合作。相州伝の作風はほとんど正秀のものとされる。
水心子のもとには米沢藩の刀工も数多く弟子入りし、大きな影響を受けた。
特別展「上杉鷹山の生涯」、会期はいよいよ明日(6/20)まで!お見逃しなく。
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【お問い合わせ】
米沢市上杉博物館 0238-26-8001