開催中の特別展「上杉鷹山の生涯〜藩政改革と家臣団〜」の展示室を少しだけご紹介します。
入口では鷹山が用いた上杉家伝来の甲冑(上杉神社蔵)。質実ながら細かな意匠にご注目下さい。
その後は米沢城本丸と、江戸桜田の米沢藩上屋敷の大判絵図を並べて展示。壮大な屋敷は藩財政の負担でもありました…。
長い壁面ケースでは、鷹山が次期藩主に伝えた心得、「伝国の辞」をお見逃しなく。
一、国家は先祖より子孫へ伝え候国家にして、我私すべき物にはこれ無く候…
当時の大名のあるべき姿を端的に表した名言です。
当館の愛称「伝国の杜」も、この名言が由来です!
今回ご紹介したのは展示の三分の一、前半部分です。
後半は家臣団の活躍や上杉家お抱え刀工の刀剣、中級藩士が描いた美術作品なども展示しています。
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【お問い合わせ】
米沢市上杉博物館 0238-26-8001