9月21日(土)よりはじまる特別展のお知らせです。
特別展「上杉家 武家の文化 公家の文化」
上杉氏は、遠祖藤原鎌足以来その系譜を引く、貴族であった勧修寺流藤原氏の出身です。鎌倉時代、武士としての歩みを始めました。そして、関東管領の職と上杉の姓を継承した上杉謙信、その生家である越後守護代長尾氏も勢力拡大のために朝廷や室町幕府の権威を必要としました。また、米沢藩主となった上杉氏も、格式化された幕藩体制下の大名として、朝廷や江戸幕府への儀礼は欠かせないものでした。その歴史の中で、古文書や美術工芸品など上杉氏にもたらされた武家と公家の文化を検証していきたいと思います。
武家文書研究の最高峰である国宝上杉家文書の価値と魅力は広く知られるところですが、あらためて紹介するとともに、上杉氏や長尾氏と朝廷や公家とのやりとりの文書に着目し、新たな視点でご紹介したいと思います。同時に上杉家伝来の絵画、文芸書、刀剣、装束などの優品を一堂に展示します。
【期間】2019年9月21日(土)〜2019年11月24日(日)
【休館日】9月25日(水)
【開館時間】9:00〜17:00(チケット販売は16:30まで)
【入館料】・9月21日(土)〜9月30日(月)
一般620円(490円)/高大生400円(320円)/小中生250円(200円)
・10月1日(火)〜11月24日(日)
一般620円(490円)/高大生420円(330円)/小中生270円(210円)
※( )は20名以上の団体料金
※常設展とセットのみ
◆入館料無料の日
11月3日(日)東北文化の日 どなたでも入館無料!
【ギャラリートーク】展示解説
○担当学芸員 角屋由美子による展示解説
・10月5日(土)「上杉家の中の公家文化」
・10月26日(土)「展覧会見どころ案内」
・11月16日(土)「国宝上杉家文書の中の公家様文書」
○山形県立米沢女子短期大学 国語国文学科教授 佐々木紀一氏による展示解説
・10月12日(土)「米沢善本の魅力」
※いずれも企画展示室にて14:00より開始いたします。
ギャラリートーク参加には特別展の入館料が必要です。
【講演会】
「武家の発生と公家文化」
11月9日(土)10:00〜12:00
会 場:伝国の杜2階大会議室
料 金:無料
定 員:120名(先着・申込不要)
講 師:龍谷大学客員教授 藤本孝一氏
【展示関連イベント】
「十二単」着装実演
9月21日(土)10:00〜11:00
会 場:企画展示室
講 師:衣紋道研究家 冷泉通子氏
※特別展入館料が必要です。
国宝「上杉本洛中洛外図屏風」原本展示
期 間:10月26日(土)〜11月24日(日)
場 所:企画展示室
皆様のご来館を心よりお待ちしております!
【お問い合わせ】
米沢市上杉博物館 0238−26−8001