9月15日(土)よりはじまる特別展のお知らせです。
特別展「戊辰戦争と米沢」
本年は、明治元年(1868)の戊辰戦争から150年に当あたります。これを機に、幕末から明治初期に至る社会の激変の中で米沢藩がどのような選択をしていったのかご紹介します。
開国か攘夷かをめぐり国論が二分される中、米沢藩は文久3年(1863)に将軍徳川家茂に供奉し上洛して以降、京都を軸にした全国的な政治状況に深く関与していきます。朝廷と幕府が一致協力して国難に対応する体制を目指し、諸藩とともに周旋にあたりました。
そして明治元年、「朝敵」とされた会津藩を救うため、奥羽列藩同盟の結成に主要な役割を果たし、越後を主戦場に、秋田・磐城などで激戦を繰り広げました。降伏後は新政府のもと、新たな体制を模索していきます。
本展示では、政治的な動向に加え、銃器の発達により戦の仕方、ひいては社会そのものを変えるきっかけとなった軍制改革、戦場に赴いた兵士の行動や想い、これまでほとんど知られていなかった病院隊の活動、農民の戦争負担など、戦の現実も取り上げます。
【期間】 平成30年9月15日(土) 〜 平成30年11月18日(日)
【休館日】9月26日(水)、10月24日(水)
【展示替】10月15日(月)〜10月19日(金)※常設展示はご覧になれます。
【開館時間】9:00~17:00(チケット販売は16:30まで)
【入館料】 一般 620円(490円)高大生 400円(320円)小中生 250円(200円)
※( )は20名以上の団体料金
♦入館料無料の日
11月3日(土・祝) 東北文化の日 どなたでも入館無料!
【ギャラリートーク】展示解説
日 時 : 9月15日(土)「幕末維新期の米沢藩」佐藤 正三郎(当館学芸員)
10月6日(土)「米沢藩の軍制改革」布施 賢治 氏(山形県立米沢女子短期大学教授)
10月20日(土)「戦場の現実」佐藤 正三郎(当館学芸員)
※いずれも14:00より開始いたします。
場 所 : 米沢市上杉博物館 企画展示室
※特別展の入館料が必要です。
【講演会】
「戊辰戦争の社会史 ―軍隊と民衆―」
10月28日(日)14:00〜16:00
会 場 : 伝国の杜 2階大会議室
料 金 : 無料
定 員 : 120名(先着)
講 師 : 保谷 徹 氏(東京大学史学編纂所所長)
国宝「洛中洛外図屏風」原本展示
期 間 : 10月20日(土)〜11月18日(日)
場 所 : 常設展示室「文華館」
皆様のご来館を心よりお待ちしております!
【お問い合わせ】
米沢市上杉博物館 0238−26−8001