現在開催中のコレクション展「初公開 上杉家ゆかりの名品と地域の歴史を語る資料」から、注目の展示品を何度かに分けて紹介します。
本展覧会の第三章では「描かれた歴史」と題して、上杉謙信や家臣団、川中嶋合戦などを題材にした江戸時代の絵画資料を展示しています。
これらはいずれも光に弱いため、12月3日まで現状の展示を行い、4日に展示替、5日以降は別の資料をご覧いただきます。現状の資料を見られるのは12月3日までとなりますので、お見逃しなく。
手前に見える、上杉家と武田家の家臣団を描いた屏風をご紹介します。
上杉二十将図・武田二十四将図屏風
二曲一隻
歌川国重
紙本著色
江戸時代〜明治初期(一九世紀)
各127.5×57.0
2010年度 購入
〔解説〕
上杉家と武田家の主要な家臣を描いた肉筆画で、江戸時代後期に流行した集合武将図の一種です。上杉二十将図は、新潟県上越市の林泉寺に類似の作品が伝来しています。
皆さまのご来館を心よりお待ちしております。
【お問い合わせ】
米沢市上杉博物館 0238−26−8001