6/6-7と栃木県茨城県の伊達家のルーツとされる場所を尋ねました。
まずは、栃木県真岡市(もおかと読みます。)の真言宗智山派 遍照寺(へんじょうじ)を尋ねました。
ここは、中村城址であり、中村城は平安時代(保元元年1156年)藤原鎌足十代の孫、中村常盤介藤原朝宗が築城し十七代380年続きました。
平安時代には、真岡市一帯は京都の藤原一族の荘園でありました。土地も人民も藤原氏の管理下にあったわけですが、年貢の取り立てや田畑や人民を守るため朝廷から派遣されたのが藤原朝宗であります。のちに中村朝宗を名乗り、鎌倉の御家人として源頼朝の奥州征伐に加わり戦功により福島県信夫郡と伊達郡を賜り伊達氏を名乗り伊達家初代となります。
この寺院の境内には、奥州藤原氏討伐凱旋記念樹のかやの木がそびえたっています。
奥州合戦に参加した中村家2代目宗村が1189年に植樹したものだそうです。この地方には存在しない木なのでおそらく福島県の戦場阿津賀志山から持ち帰ったものと考えられています。
旅行から帰宅後、福島でのかや木の存在や植生を調べたら東北地方の山岳地帯に発生しているので間違いないものと考えられます。
その巨木から800年の歴史を感じパワーをいただいてきました。